

北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルート、立山黒部アルペンルートが冬の閉鎖期間を終え、2016年は4月16日に全線開通。標高2,450mから望む雲海や広大な原生林、季節の花々に春の雪景色など、さまざまな絶景が楽しめる。開通から6月中旬にかけての最大の見どころは、室堂平の「雪の大谷」。高さ20mにもなる巨大な雪の壁を、見て、触れて、歩いてみよう。


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標高2,450mの室堂平は、美女平から高原バスで約50分。アルペンルートの最高地点で、ご来光や満天の星空を楽しむのに最適。3,000m級の山々に囲まれ、雲上の世界を体験できる。
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みくりが池は室堂平にある火山湖で、1時間程度で回れる散策コースもある。青く澄んだ湖面に立山連峰が映し出される様子は感動的な美しさ。雷鳥が見られるポイントでもある。
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大観峰から黒部平までの約1.7km、高低差約488mを約7分で結ぶロープウェイは、360度の大パノラマが自慢の動く展望台。立山連峰や黒部湖、広葉樹林などを一望できる空中散歩へ出かけよう。
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アルペンルートのクライマックスは、富山と長野の県境に位置する、日本一の高さ186mを誇る黒部ダム。その存在感はもちろん、大迫力の放水などスケールの大きさに圧倒される。
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樹齢100年を超すタテヤマスギの巨木が点在し、ブナやトチの原生林が広がる美女平。森の中を歩く散策コースでは、森林浴や、約60種いるといわれる野鳥の観察などが楽しめる。
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立山ケーブルカーは、アルペンルートの玄関口である立山駅から美女平の間の約1.3km、標高差約500mを約7分で一気に登る。低地から山間地へと大きく景色が変わっていく様子がおもしろい。

