

松本城は、現存する十二天守のひとつで、五重六階の城としては日本最古のお城。連結複合式という複雑な構造の天守は見応えあり。

お城を中心とした城下町は見どころが多いので、周辺のさまざまなスポットをあわせてめぐりたい。
北アルプスや美ヶ原高原の山並みを背景にそびえる松本城は、白と黒のコントラストが美しいお城。城下町松本では、点在する湧水や重要文化財の旧開智学校、旧松本高等学校をはじめ、白壁と蔵が並ぶ中町通りや江戸時代の風景を再現させた縄手通りなどがあり、町歩きが楽しめる。

萩城跡(山口県萩市)

指月山麓に築城され、石垣とお堀の一部が残る萩城。桜の名所としても知られている。白壁や黒塀が続く城下町や、武家屋敷が並ぶ保存地区、維新の志士にゆかりのあるエリアなど歴史ある町並みは必見。
明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録された、萩反射炉ほか5つの資産をめぐって明治の歴史に親しもう。



金沢城/兼六園(石川県金沢市)

金沢城は復元された菱櫓や五十間長屋や橋爪門続櫓などが見どころ。隣接する兼六園では四季折々の風景が見られ、とくに冬の雪吊りの景観がすばらしい。庭園にある時雨亭(しぐれてい)でお茶とお菓子をいただくのがおすすめ。
金沢市民の台所、近江町市場では、日本海の新鮮な海の幸や加賀野菜が味わえる。金沢城見学のあとに訪れてみては。


岡山城/後楽園(岡山県岡山市)

烏城とも呼ばれる漆黒の姿が印象的な岡山城。その藩主が憩いを楽しむために造られたのが、隣接する後楽園だ。井田や茶畑があるのが特徴で、茶摘みや田植えイベントが行われる。ライトアップイベントの際は、庭園越しに淡く輝くお城を撮影しよう。
彦根城/玄宮楽々園(滋賀県彦根市)


彦根城は、天守はもちろん、撮影にも使われる天秤櫓などが特徴的。北東に広がる大名庭園・玄宮楽々園では、9月に「虫の音を聞く会」、11月に「錦秋の玄宮園ライトアップ」などのイベントを行っているので、開催時期にあわせて出かけたい。